Q&A
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豆知識

2017.01.05

寒い日は、補聴器も電池も温めてから

朝晩冷える季節に、気を付けていただきたいことがあります。

気温が低下すると、電池の寿命が短くなることがあるのをご存知ですか?

電池は冷えた状態だと上手く発電できません。冷えた電池を冷たい補聴器に入れると、電池が十分に発電できるようになるまでに電力を使ってしまうので、暖かい時期に比べて電池の寿命が短くなることがあります。

また、電池を入れたばかりの時の補聴器からの音が不安定になることがあります。

寒い朝は、補聴器と電池を手のひらでしばらく温めてから、補聴器に電池を入れてください。補聴器を装用するときも、冷たくなくてよいですね。

※清潔な、乾いた手で行ってください。
※強く握ったりして破損させないようにご注意ください。
※電池や補聴器の部品を紛失しないようにご注意ください。
※確実に電池の寿命が延びたり、通常よりさらに長くなるわけではありません。

2016.07.23

シーメンス補聴器の乾燥ケース②「乾燥剤」のシールをはがして使用を

シーメンス補聴器の乾燥ケースに入っている乾燥剤には、銀色のシールが貼られています。このシールが貼られている状態では、乾燥剤は使えません。

ケースに入れる前に必ず銀色のシールをはがしてください。

そして、出てきた白い面を上にしてケースに入れて、その上にスポンジを置いてください。

このスポンジは補聴器の破損防止のためのクッションです。湿度が高い時期はスポンジを置かない方が乾燥力が上がります。(補聴器が破損しないよう取扱いにご注意ください。)

乾燥剤は数ヶ月で効果がなくなりますので、新しい物に取り換えてください。交換時期の見分け方は、こちらをご覧ください。

2015.10.28

【読み物】ルソー「余生がそれほど残されていないと確信するにいたった」

難聴は有史以来、人間を悩ませ続けてきました。

スイスの哲学家ジャン=ジャック・ルソーは1736年のある夏の朝、突然耳の中でキーンと鳴り響く大きな音に襲われました。この症状は後の人には“耳鳴り”としてとらえられていますが、この哲学者はこれを自身の死期を知らせる弔いの鐘だと考えたのです。

突然始まったこの病は、激しい動悸から始まりました。彼の著作「告白」の中でルソーは「ひどい耳鳴りがそれに加わった。・・・低くにぶいうなりと、流れる水のようなもっと澄んだささやきと、非常に鋭い笛のような音と・・・」と書いています。

24歳の若きルソーは医者にかかりましたが、この医者は聴力障害を伴う耳鳴りに関しては無力でした。ルソーは自分がもう長くないと考えました。死が差し迫っていると考えることは、しかし、彼に貴重な洞察力を与えたのです。
「やがて棄てて行こうとしている事物に、その真の価値を与えることによって、私はさらに高貴なことに関心を持ち始めた。」

数週間寝込んだ後、ルソーはもう一度積極的になり、宗教に癒しと希望を見出します。難聴は彼にとって大きなモチベーションとなりました。
「自分を死んだ人間として眺めたときに、やっと生きはじめたのだ、とはっきり言うことができる。」

ルソーが死んだのは、この42年後です。この間彼は、難聴と耳鳴りが続いているにもかかわらず、もっとも重要な業績である『社会契約論』や『ジュリ または新エロイーズ』等の著書を書き上げ、出版しました。

出典:ジャン=ジャック・ルソー 小林善彦(訳)『ルソー選集 2 告白 中』(白水社、1986年)p.6-7

2015.10.16

【読み物】ベートーヴェンは木の杖で音を聞いた

難聴は有史以来、人間を悩ませ続けてきました。

ルードヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンが初めて自身の難聴に気づいたのは1801年でした。その110年後、シーメンスのルイス・ウェーバーが世界で初めて補聴器の製品化に成功します。これがあればかの偉大な作曲家は、より質の高い生活をもっと長く送ることができたことでしょう。ですが当時ベートーヴェンは、牛の角のようなホーン型の集音器と木製の杖でなんとか生活していました。

ベートーヴェンの難聴は1798年ごろから始まりました。若い作曲家が大いなる成功を手にしたちょうどその頃、難聴が彼をむしばみ始めたのです。

1801年6月、31歳の彼は、友人であり医者でもあるフランツ・ゲルハルド・ウェゲラー宛てに手紙を書いています。

「少し離れると、楽器やボーカルの高い旋律が聞こえない。オーケストラのウィンドセクション(オーボエ、クラリネット、ファゴット、フルート、トランペットのような木管・金管楽器)の音すら聞こえない。小さな声も時折聞こえない。それに確かに音は聞こえるのだが、何を言っているのか分からない。それなのに、誰かが叫ぶと耐えられないほど不快だ。」

ベートーヴェンの症状は、高音域の聞こえの低下と会話の理解が衰える聴力障害であり、また聞こえる音は極端に大きな音に感じてしまう症状(聴覚過敏)を伴っています。聞こえる音は常に歪んでいて、キーンと鳴り響く音(耳鳴り)が一日中鳴り続いているという過酷な状態でした。

治療法として試した、アーモンドオイルを耳に注すこと、お茶を飲むこと、ドナウの微温浴などは効果がありませんでした。彼は当時の原始的な拡声器に頼るようになっていたのです。

(18~19世紀の集音器)

ホーン型の集音器はその一つです。これはシート状に伸ばした鉄や銀を牛の角のように丸めたもので、片側の細い方を耳の中に入れて使います。また、ピアノを弾く時には長い木製の杖をピアノに差し込んで、反対側を歯で噛み、伝わってくる振動を直接受け止めることで自分が弾くピアノの音を感じ取っていました。

最終的にベートーヴェンは完全に聞こえなくなりました。彼は引きこもりがちになり、筆記だけでコミュニケーションを取るようになりました。しかし、彼のもっとも大切なもの--音楽だけは手放しはしませんでした。

完全に聞こえないにもかかわらず、ベートーヴェンは世界的に有名な、「第九」として知られる交響曲第9番 ニ短調 作品125を書き上げたのです。

2015.09.24

シーメンス補聴器の乾燥ケース①「乾燥剤」はどれ?

シーメンスの補聴器をお使いの方は、このタイプの乾燥ケースをお使いの方が多いと思います。

この乾燥ケースには「乾燥剤」が入っていて、定期的に交換してください、とご案内していますが、どれが「乾燥剤」かお分かりですか?

この、フワフワしたものでしょうか?

いいえ!これは「スポンジ」です。補聴器を守るクッションとして入っています。

「乾燥剤」は、その下に入っているこちらです。

「ピンク色の乾燥剤」とご紹介することが多いので、同じピンク色の「スポンジ」のことと間違われる方が時々いらっしゃいます。乾燥剤はその下にあります。上部が白い紙になっているのでわかりにくいかと思いますが、中身はピンク色です。

乾燥剤がまだ使えるかどうか確認するときは、スポンジではなく、その下にある「乾燥剤」の色をチェックしてください。横から見たり、ひっくり返して底を見たりするとわかりやすいと思います。

新しい乾燥剤と、使えなくなった乾燥剤では、こんなに色が違います。

左:新しいもの 右:使えなくなったもの(底から見た状態)

乾燥剤は、季節や使用環境によって、交換頻度が変わります。こまめに色をチェックして、白っぽくなっていないかご確認ください。白っぽくなっていたら、新しい乾燥剤に交換してください。(スポンジは、汚れていなければ交換する必要はありません)

よろしければ、お店においでいただくときに、どうぞケースもお持ちください。一緒に乾燥剤のチェックをしましょう。

補聴器を故障から守るためにも、乾燥ケースを適切に使用してください。

2015.08.25

補聴器の付属品

補聴器を購入すると、保管用のケース等のほかに、この2点が付いてきます。

マグネット棒

先端が磁石になっていますので、電池をくっつけて補聴器に出し入れすることができます。

小さな電池を扱うのが大変な方は、こちらのやり方も試してみてください

お掃除用のブラシ

耳に入れる部分などに汚れがついてしまったら、このブラシで優しく払ってください。ただし、ゴシゴシこするのは禁物です!小さな部品が壊れたり取れたりすることがあります。

汚れが落ちないときは、どうぞお気軽にお店にお持ちください。また、綺麗に落ちていると思っても、外からは見えないところに汚れがある場合ありますので、定期的にお店でクリーニングを受けられることをおすすめします。専用の機械でしっかりとお掃除します。

このお掃除のときに補聴器の不具合が見つかって、早めに修理して事なきを得る、ということも頻繁に起きています。補聴器は高価なものですから、ご自身でのお手入れと、お店でのお手入れで、長くお使いください。

2015.08.17

補聴器の「夏バテ」にご注意を!

残暑お見舞い申し上げます。

お盆が過ぎ、少しずつ秋が近づいてくるこの頃、夏バテ気味、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
実は補聴器も「夏バテ」すること、ご存知ですか?この時期、お店には補聴器の修理依頼が多く寄せられます。梅雨や夏の間に、補聴器は湿度や汗など、水分が多い状態に置かれていました。それがジワジワとサビになり、ある日急に音が出なくなってしまうことがあります。ご自宅でしっかりお手入れしていただいているとは思いますが、どうしても間に合わない部分もあります。

お店で専門の機械を使ったお掃除をしませんか?同時に細かなチェックも行いますので、もし不具合があるようなら、早めに見つけることもできます。

補聴器は精密機器です。定期的な点検、お手入れをして、長くお使いください。

2015.07.28

補聴器は精密機械!暑い季節は気をつけて。

夏の補聴器は「水分」にご注意を

湿度が高く、汗をかきやすいこの季節。知らず知らずのうちに補聴器が壊れてしまうことも。3つのことを注意して、快適な毎日をお過ごしください。

汗をかいたときは、ティッシュなどで電池を拭いてください。

汗がついたままだと電池がサビて補聴器が壊れてしまうことも。

乾燥ケースにこまめに入れてください。

スポンジを外すと乾燥力がより強力になります。

乾燥剤の状態をこまめにチェックしてください。

交換時期を過ぎていませんか?乾燥剤の色をチェックしてください。

夏に最適な補聴器のご紹介

2015.07.28

電池は乾燥ケースの中に入れないで!

夜、補聴器を外して乾燥ケースに入れるとき、電池も一緒に入れてしまっていませんか?補聴器用の電池は「空気電池」と呼ばれる物で、小さな穴から酸素を取り入れて発電しています。乾燥した状態にあると、電池の寿命が短くなってしまうことがあります。

多くの補聴器用の乾燥ケースには、フタの部分などにマグネットがついています。そこに電池をくっつけておくと、なくすことなく、次に補聴器に入れるときにも便利!

「補聴器は乾燥させ、電池は乾燥させません。」ちょっとややこしいですが、ぜひ覚えてください。

補聴器についてのご相談は、お近くのベストサウンドへお越しください。
  • ご相談だけでもお気軽に

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    聴力の低下はなかなか気付きにくいものです。ご本人様も、ご家族の方も、ご相談だけでも承っておりますので、不安に思われたらまずはお気軽にご来店ください。補聴器の福祉申請のお手伝いもさせていただきます。

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    お手持ちの補聴器が不調だったり、汚れていたりしたら、どうぞお気軽にお越しください。当社でお買い求めいただいた補聴器でなくてもかまいません。新しい補聴器の試し聞きも無料で行っています。